【早い安い美味い】超簡単!ペペロンチーノの作り方

バジルをふんだんに使ったペペロンチーノの写真料理

正直「本格派」のパスタでは無いのかも知れませんが、イタリアでのパスタの位置付けを考えると「おふくろの味」なんでしょうから、日本人にとってのそれは「味噌汁」みたいなもんでしょうか。

出汁や具や味噌の種類も各家庭それぞれ。て事で、私のオリジナルレシピ?である「さっと作ってがっつり食べれる簡単ペペロンチーノ」を紹介したいと思います。

調理時間は「パスタの茹で時間」で終わり!

なかなか信じがたい話かも知れませんが、このパスタは「パスタを茹で始めてから具を用意」しても間に合うくらい簡単な料理です。

以前の記事で紹介したパスタを使うのがおすすめです。

記事に飛ぶのが面倒な方はこちらがそのパスタです。

茹で時間=調理時間は9分強

手順は後述しますが、実際にはもう少し掛かります。ですがお湯が湧いてから15分以内には食べれますよ。

材料

材料は以下です。

  • パスタ(3人前)
  • 塩 一握り小(好みによる、またゲランド塩がベスト)
  • オリーブオイル 50ccくらいか
  • 鷹の爪 4本(出来れば国産。風味が違います。量は好みの辛さに合わせて)
  • ニンニク 適当
  • キャベツ 4分の1
  • アンチョビ 適当
  • シーチキン 1缶
  • バジル 適当(乾燥のもので大丈夫です)

さらに美味しくするための材料

今回はほんと適当に冷蔵庫にあったもので仕上げたので上記の材料のみですが、普段「美味しく作ろう」と思う際にはちゃんと買い物に行って、以下の材料で作ります。

  • 生ニンニク(青森産がベスト)
  • アンチョビの缶(魚の形をしてるもの)
  • グリーンアスパラ(調理方法はキャベツと同じです)

上記を足すと、かなり変わります。やはりちゃんとした食材で調理すると結果が全く違います。使用するタイミングは記事内に記載していますので、これらを使われる場合は先にざっと記事に目を通しておいて下さい。

作り方

とっても簡単で、時間も掛からないレシピですが、それなりに手際が良くないとパスタを茹ですぎたりしてしまう可能性がありますのでご注意を。

お湯を沸かし始める

当然ですが、パスタを茹でるためのお湯を準備します。ですが、その前にやる事があります。

フライパンにオリーブオイルと鷹の爪

まずはフライパンにオリーブオイルを「思うより多め」に入れて、そこに鷹の爪を「ひたひたになる感じ」で入れて「超弱火」で鷹の爪の味をオリーブオイルに移します。

国産鷹の爪の写真

タネは取りましょう。面倒ならそのままでも良いかも知れませんが私は食感が苦手ですから綺麗に取ります。

頭の部分を適当に手でちぎって、クネクネと揉むとタネが落ちていきますので、タネを取ったら手でこんな感じに捌けばOKです。

これも適当ですが、まぁこんな感じで「超弱火」で火にかけます。お湯を沸かし出すタイミングで火をつけると良いかと思います。

生ニンニクを使う場合

生ニンニクを使う場合は、生ニンニクをこのタイミングで入れます。

生ニンニクは、後述するキャベツの芯を潰すのと同じ感じで包丁の腹で潰します。それをフライパンに入れ、ゆっくりと火にかけるとオリーブオイルにニンニクの香りが移ります。

焦がすとダメなので時間調整が大事です。ですから生ニンニクを使う際はあまり早めに火にかけると焦げてしまうので、少しタイムラグを取ってから(お湯が沸いてパスタを投入する寸前)にフライパンに火をかけましょう。

出来るだけ大きな鍋で

あまりめちゃくちゃ多いってのもどうかと思いますが、手鍋みたいなのでやってしまうと、先に入った方が長い時間茹でられるような感じになってパスタの茹で具合が変わってくるので、出来るだけ深い鍋で茹でるほうがよいでしょう。

これがオススメのゲランド塩です。正直このパスタがおいしくなるのは、この塩の効き目がすごいような気がしてます。

これをたっぷりのお湯に(今回は5リットルくらい)ひとつかみ弱を入れます。これは完全に好みですから、この量で作って少ないと思ったら次回増やすって感じで工夫しながら楽しんで下さい。

お湯が沸騰したら

パスタを投入します。

このように入れるには、鍋の中心でパスタを両手で縦に持って、タオルを絞るように軽く捻って「パッ!」と離すとこんな感じになります。茹でられて柔らかくなったパスタがお互いの重みで沈んでいきますので、結構均等に茹でれるから理に適った方法だと思います。

材料の準備

麺を投入したら、まずはキッチンタイマーをセット。紹介したディチェコの11番なら9分。他のパスタなら袋に記載の茹で時間でセットします。面倒でもこれはちゃんと時間を計らないと美味しくは出来ませんのでご注意を。

キャベツを適当に口に入れやすいサイズに切ります。この際、芯の部分がいちばん美味しいので、芯の部分は包丁の腹(側面)で押さえて上から叩いて潰します。手を切らないよう注意。

こんな感じで芯を潰すと、そこにしっかり味も入って芯の甘みが楽しめますからかなりいい感じです。

その他の材料、今回はこんなに適当です。

シーチキンはオイルも全て使います。あとはアンチョビペーストとにんにくチューブです。この2つは「チューブでなく本物」を使う方が断然美味しく出来上がります。(少々コストが上がるのが難点)

茹で時間が5分経過したら

茹で始めてからやる事と言えば「キャベツを切る」くらいしかありませんので、時間は余ってくると思いますが、麺を茹でだしてから5分が経過したころを見計らってキャベツを「麺を茹でている鍋で」軽く茹でます。

めちゃくちゃ手抜きですが、これでキャベツを「軽く塩茹で」する訳です。アスパラを使う場合も同じ感じでアスパラを塩茹でにします。

この時あまり茹ですぎないのがコツです。

キャベツ投入後すぐフライパンの火を強めに

キャベツはすぐに取り出すことになるので、キャベツを鍋に投入したらすぐにフライパンを強火に。

キャベツの色が軽く変わった時点で、キャベツを取り出してフライパンに投入します。

こんな感じです。鷹の爪とオリーブオイルで炒めていく感じですが、ここで残りの材料を全て投入します。

シーチキンを入れて

真ん中に見えるのがアンチョビチューブとニンニクチューブです。もっとたくさん入れても良いですが、アンチョビ多すぎると塩加減はちゃんと味見しないと塩辛いパスタになってしまいますのでご注意。

アンチョビ(缶)を使う場合

細かく刻んだアンチョビをこのタイミングで入れましょう。

これをささっと炒めていきます。そうこうしてる間に麺が茹で上がる時間になると思います。

固めが好きな人は1分早めに麺を出す

アルデンテにこだわりが強い人は茹で時間は少し早めに。パスタを炒める(ソースに合わせる)間にも麺に火が通りますのでそこを計算して。

時間になったら麺を投入します。

ソースを作る

ペペロンチーノはこのソースが正直いちばん難しいので、私のレシピはアンチョビとキャベツで誤魔化してる感じです。

オイルと茹で汁を乳化させてソースを作ります。

茹で汁を投入する

おたまを使って、パスタの茹で汁を入れて、かなりガッツリとフライパンを振って、頑張って茹で汁とオリーブオイルを乳化させます。

ここからが勝負です。頑張って混ぜましょう!

3人前は重いのでなかなか大変です。しっかり混ざって、味見をして塩気が足りないならまた茹で汁を足せばOKです。ソースが少ないからと茹で汁を足しまくるとめちゃくちゃ塩辛くなりますので注意して下さい。またアンチョビ多めにした方もそこは要注意です。

乾燥バジルをまんべんなく

そろそろ完成!というタイミングで乾燥バジルを振りかけて、満遍なく行き渡るようにしっかり混ぜます。

完成

これで完成です。あっという間です。

バジルをふんだんに使ったペペロンチーノの写真

まぁ、缶のものやチューブの調味料で作ってはいますが、かなり美味しいです。たったこれだけの時間でこんなパスタが食べれるなら、正直レトルト作るのとあんまり変わらないって感じはしますのでおすすめですよ。

後片付け

使ったフライパンや盛り付けのお皿、フォークに至るまで、流しに入れて「パスタの茹で汁」をザーッとかけて流すと、それだけで脂分を含めた汚れが結構綺麗に落ちます。ですから完成したら茹で汁はそのまま置いておき、食後にシンク内で茹で汁を使って大まかな汚れ落とし、その後洗い出すとめちゃくちゃ楽ですよ。

材料の購入はこちら

最後に使った材料を紹介します。

ディチェコ No11

ゲランド塩

オリーブオイル

アンチョビペースト

シーチキン

鷹の爪やにんにくはスーパーなどで購入する方が良いかも知れませんが、ひとまとめで注文する方が楽ですから、残りは以下から検索されてはいかがでしょうか。

おわりに

簡単、手軽で美味しい料理。使う食器なども少ないので後片付けも非常に楽です。

調理時間から片付けの時間まで含めて、短時間で出来る料理ですから忙しい方、また低コストな料理ですから食べ盛りの学生などにもぴったりです。

コツを覚えるとキャベツやアスパラのほか、さらに緑を加えてアレンジも自由自在です(私は肉系を足して失敗した経験多し)ので、ぜひ一度お試し下さい!

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