DIYの必須ツールはやはり「完全スコヤ」です

シンワ製完全スコヤ工具

DIYで何かを作る、加工するといった作業で一番求められるのが「加工精度」ですね。ここで仕上がりの良し悪しが決まると言っても過言ではありません。

正確に加工するには正確な寸法が一番大切

スコヤで墨を打ってカットするなんてことはなかなかありませんが、ガイド線を引くために端から何ミリのところで印を打っていき、それらを目安に直線を引く、穴を開ける際に表と裏で正確に同じ位置にマークするなど、とにかく寸法を測って「印を入れた位置」がズレたりおかしかったりすると、丸ノコなどまっすぐ切れる道具を使ったとしても、線の通りに切ったらズレてたなんて目も当てられませんね。

差金より短いこのスコヤですが、私は「差金持ってるから別にいらないんじゃ無いのか?」と思って最初は購入しませんでした。

最初に買った道具でコケた

前に書いた記事で詳細は説明していますが、便利だと思って買った工具があまり頼りにならず、代わりに定規を使っても角から測る際、ツーバイフォー材のように角が丸いと普通の定規ではなかなか精度が上がりませんでした。

検索したらみんな使ってた

この完全スコヤですが、DIY系のYoutubeを見ても、DIY系のブログを読んでも、そこそこのレベルのものを製作されている方々は皆さん使っておられる事に気がついたわけです。

逆に、それなりのレベルの方で上記リンクの樹脂製のものを使っておられる方は皆無でした。

となれば、今の状態で満足していない訳ですから、即購入です。

この画像では左側、土台となる部分に重量感があり、組み上げた材の角がちゃんと90度が出ているかの確認の際にはめちゃくちゃ使いやすいです。

また、L字の内側、角が丸く切ってありますので、角張った材に墨を打つ際にも誤差が出にくいように工夫されているようです。正確にはなぜそこが丸く切ってあるのかは知りませんが、恐らくそういう理由だと使っていく中で気付きました。

デザインが素敵

この「特撰」ってとこが何かいい感じです。何故「特選」じゃないのか調べてみた所、

とく-せん「特撰」
①特に入念に作ること。またつくられたもの。
②念を入れて選び出したもの。

広辞苑第四版、1838頁。

とありました。意気込みが感じられる製品ですね。素晴らしいです。

とにかく落としたりすると精度が狂う可能性があるので取り扱いには十分注意しています。こういった道具の「精度」が出てないと、もう何やってるのかわからない状態になりますので。

使い道がとても幅広い

これを使用して「道具の調整」をすると非常に便利です。そのためにあるんじゃないかと思うほど調整に使うとしっくりきます。

丸ノコの調整

また記事にしようと思いますが、実は丸ノコも持っておりまして、このスコヤが無ければ丸ノコの調整が出来ません。

正直丸ノコ単体だけ持っていても、調整が出来なければまっすぐ切ることができませんので、狂った定規で寸法取りしてるのと全く変わらない状態になります。

丸ノコの場合、最終的には「スコヤで調整して刃が直角かどうかでなく、その丸ノコで切った材の切断面ががまっすぐかどうか」になるので、丸ノコの調整に使うにはあくまで「目安」でしかないのですが、それが出来ると出来ないとでは大違いです。

しかも、スコヤで調整した丸ノコで切った材が90度が出ているかの確認をするのもこのスコヤです。

ですから結局は丸ノコ使うなら必ず必要な道具ですね。

トリマーの高さ調整

トリマーの刃の出具合を調整する際も、このスコヤが役に立ちます。調整の際に、調整したい高さより少しだけ少なめに刃を出しておいて、このスコヤの重心部、重いところで「コンコン」と台を軽く叩くと少しずつ台が奥に入っていくので微調整が非常に楽です。

他にも工夫次第ではDIY、木工作業には無限の可能性がある道具だと思います。

さいごに

木工作業やDIY、とにかく精度の高い計測機器を使用するのが上達の近道だと思います。

斜めに切った材同士を合わせて四角い棚を作るのは難しいですが、それぞれの材料の断面がきちんと90度が出ており、正確な寸法で切り出されていれば、あとはそう大した問題ではありませんね。

DIYを始めようと思うのであれば、一番最初に買うべき道具はスケールとこのスコヤだと思いますよ。

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