DIYと呼べるほど凝ったものでもないのですが、外部モニタを接続する際、クラムシェルモードで使うなら本体はコンパクトに置いておきたいので、端材を使ってスタンドを作ってみました。
市販のスタンドは排熱が気になる
この手の商品は結構前からいろんな形や種類のものが売られていますね。
しかし縦に置いた時に排気口を塞いでしまいます。
逆向きに立てればいいんじゃないの?となると思いますが、USB-Cの端子はヒンジ側にあります。普段はこんな感じでハブをつなぎっぱなしで使ってるので、どうしてもこの向きでしか設置出来ないんですよね。
ハイスペックのPCは常に熱が問題
これはWindows, Mac問わずどれも同じですが、ハイスペックなコンピューターはすごく熱を持ちます。熱が上昇し続けると「サーマルスロットリング」の機能によって機能が低下してしまいます。気になる方は以下の検索結果から。
MacbookPro16インチは左右とキーボード奥から排気
これはスタンドに立てた状態の裏面ですが、左右と下部に黒い線のように見える部分があります。ここから排気されます。
ですから、この底の部分が面で塞がれてしまうと、スムーズに廃熱出来なくなり、問題が出る可能性があるわけです。
悪夢のMacBookPro, 15インチ2011年モデル
私が一番最初に買ったMacBookがこれでした。
喜んで使えていたのは2年ほどで、そんなに故障しないだろうと思って保険にも入っていませんでした。このモデルのGPUが熱でやられてダメになるのはかなり有名な話です。
1回目の修理は確か4万円ほど払いました。その後、同じくらいの年数が経過するとまた同じ症状で故障。また4万円かと思っていたらリコールといいますか、無償修理しますと。前回の修理代金も返金しますと言われて喜んでAppleストアに行きました。
商品受け取りの際「不具合箇所についてはどのような対策をされているのですか?」と聞いたら「同じ仕様のものです」との説明を受けて「ではまた故障するのは明らかですね」といっても大丈夫ですの一点張り。
結局、3回目の故障の際に自分で直そうとしてヒートガンで炙って失敗。同じ年式のスペックの低いモデルを購入し、ロジックボード入れ替えて使っています。
不具合出る設計のパーツを使ったら、また同じ不具合が発生する事くらいは予想出来るんじゃないかと思うのですが。。。
熱を持ち過ぎるのが一番こわい
そんな経験があるんで、とにかく異常加熱には敏感になってしまいました。ファンが全開で回りだすと妙に不安になってしまいます。もうトラウマに近いものがありますねw
前述のサーマルスロットリング機能がありますから、当時のものと同じように熱で自分のハンダが溶けるなんて事は無いとは思うのですが、この辺はあまり信用できないというか、サポートに期待するくらいなら自分で予防しながら使う方が良いような気がしています。
使ったのは端材の丸棒と1x4材のみ
こんな感じで、適当に余ってる板材に丸棒を後ろからコーススレッドで止めてるだけです。強烈に手抜きですね。
一点だけ気を使ったのは「丸棒の切り口を90度に切る」ことくらいでしょうか。
これが出来てないとビスで止めても斜めに立ってしまうので、ここだけは気を使って切りました。
りんごマーク
かっこ悪いかも知れませんがモニターの裏側に立てておくのでそんなに気になりませんね。木だから擦れても傷は入らないので安心です。
ホームセンターの端材コーナーでも入手可能
DIYはしないという方でも、これくらいの1x4の端材はホームセンターの端材コーナーに行けば50円とかで買えるんじゃないかと思います。
丸棒はさすがに端材は無さそうなんで、売ってるものを買わないといけないかも知れませんが、そんなに長さは必要で無いし、カットサービスを利用すればホームセンターで指示した長さで切ってもらえるので、その方が楽ですね。
またホームセンターの機械で切るほうがまっすぐカット出来ますから確実です。
おわりに
まぁDIYと呼べるほどの作品ではありませんが、せっかく作ったので。
家に端材があってMacbookPro使ってるって方は、簡単なんで作られてはいかが?