初めてツーバイフォーで棚を作ろうと思った際に、一番最初に買ったのがこの「ラクダ ツーバイフォー定規」でした。最初は「便利だなー!」と喜んでいたのですが、慣れてくると微妙な感じになってきました。
多機能であるのは良い
この定規は、定規の幅自体が1X4, 2X4の幅になっていますので材料の幅に合わせるだけで正確に同じ位置にマークできるように作られています。
このように1/2, 1/3, 1/4と簡単に墨付けが出来るのですが、この定規の厚みがありますから若干深いんです。ですから鉛筆だとそれなりに削れていないと墨が打てませんし、シャープペンシルだと逆に細いから「毎回同じ場所」に打つのが難しくなります。
幅がある分、細く書くとズレが生じるのは当然ですね。
それなりの厚みがあるのが写真で確認出来ますね。
また、この上の画像の向きからだと、墨を打つ穴が「逆向きのすり鉢状」になります。まぁこっち向きで使う機会が少ないので問題無いのかも知れませんが。
正確には、この面からすり鉢状に穴が開いています。ですからこちらから書かないと鉛筆は入りません。
角度が90度以下
画像で判断するのはほぼ不可能ですが、この定規は90度で折れており、材の角に当てて墨を打つための道具です。
しかし、この角度が90度ちょうどでなく、若干ですが90度以下の角度です。
これが問題で「軽く押さえた状態では少し浮いている」事になります。
ですから、合わせ面の穴あけ、短い方の辺を使ってマークを打つ際には、特にしっかり押さえておかないとマーキングの位置が浅めにずれます。
個体差があるのかも知れませんが、そのズレに気付かずに使っていて「なんか合わない、なんか合わない」と暫く悩んだ時間がありました。
最初に気づくべきだったのですが、完全に初心者丸出しというか道具の使い方がわかっていなかったと言うか、ど素人の私はちょっと戸惑いました。
定規で測ってマークするようにしたら
結局、使っていく中で自分が悪いのかも知れませんが、なんか腹が立ってきて「もう普通の定規でいいや!」となって、丁寧に測って墨を打つようにすると、素人の自分でも「こっちの方がマシだな」となって面倒ですが練習だと思って全て定規を使って印を入れるようになりました。
使い方によっては役立つ可能性も
ある程度慣れてくると、合わせ面の外側になるのはこの面とこの面、、、のような感じで組み上がった際の材の向きのイメージがすぐに出来るようになります。
そうであれば、ズレを見越してしっかり押さえて慎重に使えば時間短縮になるのかも知れません。
精度を求めない工作には向いている
例えばですが、家具というよりは花壇やベンチなど、外で使うようなもの、精度をあまり求めないような物を作成する場合は、製作スピードを上げれるので便利に使えるかも知れませんね。
おわりに
まぁ使ってみて色々と思うところはありましたが、値段が値段ですから別に後悔もしていませんし、記事に書いたようにケースバイケースで状況に応じて使えば良いだけですから、一つくらいは持っていても損はしないのかも知れませんね。