タイガー魔法瓶MCZ-S060WZを購入!製品の素晴らしい仕上がりに感動!

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使用している魔法瓶の保温力が悪くなっていると感じてきたので買い替えを検討していたところ、タイガー魔法瓶から新発売の真空断熱ボトル、MCZ-Sシリーズが発売されると知り、発売前から予約注文していたものが届きましたのでレビューします。

購入を決定した理由

こういった類の商品は一度買うと、そう簡単に買い換える必要がありませんね。

ですから私は性格的に、この手の商品の購入の際にはかなりの種類を検討します。

ですが、タイガーのサイトで紹介されているコンセプトを見て「これしかない」と即座に決断しました。

商品開発コンセプトが素晴らしい

企業として、人として守っていくべきことは何かをきちんと考えて、それをコンセプトとして製造にも反映しているというのは本当に素晴らしいことだと思います。

引用になりますが、私が素晴らしいと感じたその文面を以下に記載します。

NO・紛争鉱物

武装勢力の資金源として採掘されている鉱物を使いません。
また15歳以下の労働者のいる企業に発注しません。
人の苦しみの上に作られた原材料は一切使いません。

https://www.tiger.jp/feature/promise/bottle/

NO・フッ素コート

環境負荷の高いフッ素コートを全ステンレスボトルで使わずに同等レベルの防染を別の技術で実現しています。コートがはがれないので、末長くご愛用頂けます。

https://www.tiger.jp/feature/promise/bottle/

NO・丸投げ生産

お客様の健康を守り品質を担保するために、コストがかかっても年間約800万本にのぼる全てのステンレスボトルを自社工場で生産しています。

https://www.tiger.jp/feature/promise/bottle/

NO・プラスチックごみ

タイガーステンレスボトルをマイボトルとして愛用して頂くことで、国内で年間約252億本消費されるペットボトルの削減に寄与します。

https://www.tiger.jp/feature/promise/bottle/

感じ方は人それぞれですが、とにかく私は素晴らしいと感じました。

消費者は選択することが出来る

ちょっと堅い話になりますが、商品を購入するという事は、販売者や生産者へ利益を提供する事になりますね。

今の世の中、日本企業も生産拠点を中国へ移している企業が多いのが現状です。

この記事を書いている少し前に報道があった、ニトリの商品にアスベストが含まれていた問題もそうですが、要は製品の品質に疑問が残るものが多いです。

資本主義ですし、組織が株式会社であれば「株主に利益を提供する」ことが経営の目的となる訳ですね。

そうした儲かる事こそが正義のような社会構造自体に問題があるのも事実です。

そんな世の中であるにも関わらず、このタイガー魔法瓶株式会社の文言を見ると、製品に対する責任や社会に対しての影響をしっかりと考えている企業なんだと強く感じました。

そこで「どうせお金を落とすならこの会社に」と思った。

これが購入を決定付けた理由です。

ラインナップは3種類

主なラインナップは、サイズ違いが3種類あります。

品番MCZ-S040MCZ-S040MCZ-S040
実容量0.4L0.6L0.8L
保温効力(6時間)61度以上67度以上72度以上
保冷効力(6時間)10度以下9度以下8度以下
サイズ(約)(cm)
幅 x 奥行 x 高さ
7.8 x 7.8 x 19.67.8 x 7.8 x 24.57.8 x 7.8 x 29.4
本体質量(約)0.24kg0.29kg0.32kg
生産国ベトナム

カラーが非常に面白い

色が面白いってどういうこと?となりそうですが、カラーのラインナップは8種類。

それぞれのカラーにはコンセプトがあり、全てのサイズがどの色でも選べる訳ではありません。

カラーコンセプト

カラーはそれぞれのコンセプトを持った8種類のカラーがあり、それぞれが地球の環境に対する決意的なもので「人間に出来る事は何か」を問うようなコンセプト。

カラーラインナップ

チタニウムオーア

”人類の科学への挑戦”

パシフィックビーチ

”美しい砂浜を守る”

ウルル

”世界遺産への貢献”

ホヌ

”海洋汚染対策”

スターゲイズ

”大気汚染対策”

アークティックウルフ

”絶滅危惧種の保護”

ベンガルタイガー

”絶滅危惧種の保護”

モスフォレスト

”美しい森を守る”

こういうの、私は大好きです。

それぞれのサイズに限定的に割り当てられたカラー

あえてサイズ別にカラーが設定してあるのが面白いというか、思い切りがあるなぁと感心しました。

0.6Lでカラーはウルルがいいなぁなんて思っていたのですが、無い物は仕方ありませんのでウルルの代わりにアーティックウルフを選びました。

容量別カラーラインナップ

それでは容量別にカラーラインナップを見てみましょう。

0.4LのモデルMCZ-S040で選べるカラーは2種類

0.4Lと一番容量が小さいこちらのモデルで選べるカラーは2種類

品番MCZ-S040
実容量0.4L
保温効力(6時間)61度以上
保冷効力(6時間)10度以下
サイズ(約)(cm)
幅 x 奥行 x 高さ
7.8 x 7.8 x 19.6
本体質量(約)0.24kg
生産国ベトナム

ベンガルタイガー

モスフォレスト

0.6LのモデルMCZ-S060で選べるカラーは3種類

3種類のサイズのうち真ん中の0.6Lのカラーラインナップは3種類

品番MCZ-S060
実容量0.6L
保温効力(6時間)67度以上
保冷効力(6時間)9度以下
サイズ(約)(cm)
幅 x 奥行 x 高さ
7.8 x 7.8 x 24.5
本体質量(約)0.29kg
生産国ベトナム

アークティックウルフ

スターゲイズ

ホヌ

0.8LのモデルMCZ-S080で選べるカラーは3種類

ラインナップの中で最大サイズの0.8Lモデルのカラーは3種類

品番MCZ-S080
実容量0.8L
保温効力(6時間)72度以上
保冷効力(6時間)8度以下
サイズ(約)(cm)
幅 x 奥行 x 高さ
7.8 x 7.8 x 29.4
本体質量(約)0.32kg
生産国ベトナム

ウルル

チタニウムオーア

パシフィックビーチ

外観

パッケージ外観は、無駄に塗装もされておらず環境に配慮していることが窺えます。

ボトル本体に貼り付けられていたステッカーには、かわいいタイガー魔法瓶のロゴと大切なコンセプトが書かれています。

説明書はQRコードでアクセスしてWeb上でも読めるようになっていました。

使用感は?

まだ発売されて数日しか経っていませんが、今までの魔法瓶とは比較にならないほどの性能なのは最初の1日で十分わかりました。

ふたを閉めるのが楽

使い出してすぐ、これまで使用していたものと全く違うと思ったのは蓋の閉めやすさです。

これまで使用していたものは日本製で、7年ほど主にコーヒーを入れて使用していました。

キャップのネジのピッチが違う

新しいタイガーは、本体キャップのネジのピッチが全然違っていました。

ネジのピッチとは、ねじ山ひとつひとつの幅です。

これが細かいと、一回転させた時の前に進む量が少ないので、同じ1cmの深さを締めるにしても何度も回さなければいけません。

こちらが古い方の魔法瓶の蓋のネジ部です。

そしてこちらがタイガーの新型の蓋のネジ部です。

ねじ山の角度も全然違います。

これまで使っていたものは、蓋を閉めるのにクルクルクルクル回してた印象ですが、新しいタイガーの蓋はほんとにクルっと回すとすぐに閉まります。

飲みたいときにパッと取り出して、さっと飲んですぐに戻すなんてことが楽に出来るイメージです。

アーチの角度が絶妙

取手にもなるアーチ部分ですが、蓋に対して垂直についている訳ではなく、若干角度が付いています。

この角度が絶妙で、締める際にあまり力を入れずに最後までしっかりと締める事ができます。よく考えられた作りだと感心です。

飲みやすさ

ボトルの太さに比べて飲み口の部分が若干細く、またボトル本体からの高さがちょうどいい具合で高いので、かなり飲みやすいです。

熱い飲み物でも問題なし

これは私が猫舌なので気になるところでした。保温力が高いという事は、いつでも熱い飲み物が飲めるというメリットがありますが、猫舌にとっては残念ながら逆にそれがデメリットになることもあります。

しかし飲み物が出てくる穴から飲み口までの高さがあるおかげでそうなるのだと思いますが、ビビりながら飲んでも「あれ、熱いのに普通に飲めるな」といった感想でした。

海外では失礼にあたる日本の味噌汁ズルズル飲みは、空気を含ませることによって温度を下げる効果があると聞いたことがありますが、穴から飲み口までの高さはそれと同じような効果があるのかも知れません。

注ぎやすさ

こういった機会はあまり無いかも知れませんが、ポットに入れたコーヒーをマグカップに移して飲む際、過去のものだと「注ぐ液体が暴れる」感じで入れにくく、注いだあとに毎回くちの部分からタラリとコーヒーが垂れていました。

同じことをこのタイガーでもやってみましたが、全く垂れることなく注ぐことが出来ました。

色々な使用を想定して商品を開発しているんだと思うとほんと感心しましたし、驚きでした。

保温力は?

朝一番(私にとっては午前9時頃)に淹れたコーヒーを持ち出して、少しずつ外で飲むのですが、午後3時の時点でまだ「飲んだらホッとする感じの暖かさ」をキープしてくれています。

温度までは計ってはいないのですが、これだけの保温性能があれば全く問題なく安心して使えます。

携帯性は?

パッと手に取った感じは「意外と太いな」といった印象です。

本体を持っても全然滑らない

意外と太い本体ですが、持った感じでは手から滑り落ちそうな印象は全くなく、あまり何も気にせずパッと手を伸ばして持てます。

滑りやすそうなものを持つ際に感じる、あの「気をつけないと」みたいな気遣いをしなくても良い感じと言えば伝わるでしょうか。

本体はシボ塗装

そのような感覚にしてくれるのは、本体塗装にあります。

本体の塗装はシボ塗装がされており、表面にザラザラとまではいきませんが塗装表面に凹凸があります。

この凹凸のおかげで持ってる際に「滑りそう」「落とすかも」みたいな感覚が全く起きないんだと感じます。

蓋の取っ手がすごく持ちやすい

前の魔法瓶が取っ手がなかったので余計にこれは意外と重要だと実感しましたが、アーチ形状のこの蓋の取っ手がイメージより使い勝手がよくていい感じです。

カバンの中から取り出す際、立てて置いているのを手に取る際に指を引っ掛けてサッと手元に持って来れます。

女性には少し大きいか

手の小さな方、特に女性の方は太さがあるので片手でパッと手に取るような際は「ちゃんと持たないと」的な意識が働くかも知れませんね。

しかし前述のように蓋の取っ手の部分があるお陰で、あまり不安になる要素は無いのかも知れません。

ボトルから直接飲む際には、方向的に手の親指側が下で持って飲むことになるでしょうから、これで落とすということはなかなか無いでしょう。

意外とおうち使いもアリか

淹れたてのコーヒーを飲むのが一番美味しいとは思うのですが、家でPCに向かって仕事をしている際に「ちょっとコーヒーでも飲むか」と手が離れることが嫌な時も多いです。

また飲む回数も多いので、その都度コーヒー飲むために作業を止めてしまうと、かなり効率が悪くなってしまいます。

ですから、外出する際と同様に家で仕事をする際も、ボトル半分くらいのコーヒーを午前中用に、お昼の休憩の際に午後の分を淹れて作業開始なんてやり方が、仕事の効率を考えると良いんじゃないかと感じました。

引き続きいろんな使い方をして、ここに追記するか新たな記事を作成したいと思います。

気になるところ

ここまではべた褒めですが、それでもやはり気になる点はありますので、それを記載したいと思います。

蓋の開けやすさが仇になる!?

柔らかいカバンに入れて持ち運ぶ際、中で横向きになっている状態で蓋の取手の部分に何か圧力が掛かってしまうと、力のかかる方向によっては蓋が少し緩んで中身が漏れる可能性があるんじゃないかと思いました。

これは蓋が開けやすい、閉めやすいが故に余計に気になる点ですね。

持ち運ぶ際は、出来るだけカバンの中では立てておく方が良いかも知れません。まぁカバンの中で蓋の部分だけに捻る方向に力が掛かる状況を想定するのが難しいかも知れませんが。

満員電車で押し合うような状況だと少し気をつけた方が良いかも知れませんね。

今の時代そこまでの混雑状況も想定しにくい世の中になってしまっていますが。

おわりに

前の魔法瓶は7年使用しましたので、同じくらい使えると仮定、かつ今回購入した価格をすると

4200円 ÷ 7年=600円
600円 ÷ 12ヶ月 =50円

なんと1ヶ月あたりのコストはたったの50円です。

改めて計算してみると良い買い物をした、ほんと買ってよかったと思います。

現在魔法瓶を使われている方もそうでない方も、これ一本持ってると色々と重宝すると思いますよ!

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