ちょうどこの記事を書いている現在、世の中はコロナウイルスで大変な事になっていますが、こんな時に自宅にそれなりの量の備蓄食料があると安心感が違いますね。
一般的な家庭だと、お米などはそれなりにストックがあるのではないかと想像しますが、ほとんどの場合、無くなりかけたら買いに行くというサイクルで購入しているのではないでしょうか。
少しの工夫で非常時対応可能にできる
私は阪神大震災の際にまともに被害を受けたエリアに住んでいたのですが、その際ガス、水道、電気が止まるとどれだけ大変かが身に染みて分かりました。
東日本の際もそうだと思いますが、皆さん何か大きな自然災害などが発生するとその直後は敏感に反応しますが、時間が経てばその危機感はすぐに消え去ってしまい、日常に戻ってしまいますね。
しかし、自然災害ですから次にそれがいつ訪れるかは誰にも予想が出来ません。
では、どうやって「せめて食糧だけは確保している」状態にすれば良いのでしょうか。
家にストックしている食材の購入サイクルを変える
読むと「なんだそんなことか」といった感じで別に大したことではないのですが、普段から家にある食材の購入サイクルを少しだけ変えると、かなりの安心感があります。
分かりやすくお米で例を挙げます。
1ヶ月に一袋のお米が必要で毎月、月末の週末に買うのが習慣となっている(重さは別として考える)。
このパターンを備蓄型に変えるなら、一度だけ「2週間後に購入」に変えるだけです。その後は同じサイクルで購入し続けます。
これだけで2週間分の備蓄が出来る
「サイクルが変わって月半ばに買わないといけなくなるじゃないか!」なんて言われると、もうどうしようもありませんがw
要は半分を消費した時点で次のストックを購入する。そして残した半分が無くなったら買っておいた方を消費。ここでまた半分無くなったら次のを買うといった感じで、一度だけサイクルを早めて、次から元に戻すという行為だけで2週間分の備蓄が可能となります。
水に関しては少し話が違ってくる
飲料水のみならず生活用水も含めると、日本人が(人種というよりこの国で生きている人間)1日に消費する水はかなりの量になります。
非常時にはトイレなどが大変ですが、一般的に家庭で準備出来るのはやはり「飲料水」ですね。
私は飲み水や料理にはブリタを使って浄水した水を使用していますので、ペットボトルの水は基本的に買いませんし、必要ありません。
ですが、非常時のためにやはりストックが無いと怖いので、最低12リットルは確保するようにしています。
消費期限が近づいたらすぐに注文
日付の管理をする必要がありますが、今ならスマホのスケジュール機能を使えば簡単ですね。
消費期限の1ヶ月前になったらわかるようにアラートをセットして、時期がきたらすぐに注文します。これはお米の話と同じような感じで、新しいのが手に入ったら古いのを使い出す。これが無くなったらまた次のタイミングまで待つだけです。
期限が来たから捨てるってのはあまりにもったいないので、使えるうちに使ってしまって新たにストックを買えば無駄がありません。
お米を炊いたり、味噌汁作ったり、コーヒー入れたり、カルピス飲んだり、カップ麺作ったりと飲料水の消費方法はいくらでもありますから決して無駄にはなりません。
重い物をわざわざ買いに行くことはない
こんな時こそネット通販です。ディスカウントショップで安いお水が売っているのも知っていますが、そこまでに掛かるガソリン代、そのために割く自分の時間などを考えると、何かのついでなら問題ありませんが、備蓄の水だけを買いに行くのは非効率的ですね。
私は、ガソリン使って体力使って時間も使って、最後に重たいものを家の中まで運んで「一体自分の時給っていくらなんだ?」と思ったことがあり、その時点で買いに行くのをやめました。
水を備蓄するなら時期も考慮して
夏は暑く冬は寒い日本ですから、やはり夏は飲料水の消費量は上がるはずです。ですから備蓄を考えて水を購入するなら、時期も考慮するようにしましょう。
基本は1日一人当たり3リットルが確保出来ていれば間違いないとは思いますが、夏だと足りないかも知れないという点に気をつけましょう。
おわりに
何かあった際に、せめて自宅だけ、家族だけ、身内だけでも何とか凌げるように準備しておけば、辛い状況の中、外で炊き出しに並ぶ必要も無くなりますし、何より「自分たちはなんとかなる」状況を作るということは、それが直接ではないにしろ「困っている人を助ける行為につながる」ことにもなります。
日本の環境だと、恐らく最初の3日間をなんとか凌げれば、あとは政府やボランティアなどの対応が追いついてくるケースがほとんどだと思います。
まぁ富士山が噴火する、日本列島全域に及ぶ巨大地震が発生する、このような国家的危機の事態だとそういう訳にはいかないでしょうけど、そこまでの災害に備えるのはもう不可能です。
ですから、もし電気、ガス、水道が止まったら?を想定した軽い準備のつもりで行うと良いかと思います。