最近は100均でも買えるようになった爪切りですが、切れ味が悪いため2枚爪になったり深爪をしてしまったりと、なかなか「気持ちよく」爪を切るには程遠い感じです。「一生モノ」と思って買ってみましたが、これは大正解でした。
新潟県三条市：株式会社諏訪田製作所製
高い買い物ですから、購入前はかなり検索しました。他にも候補は色々と見つけていたのですが、「一生モノに値するようなもの」として比較していく中で、この製品が一番ふさわしいと思ったのが購入の決め手でした。
購入後のメンテナンスも可能
刃物ですから、いくら爪が鉄より柔らかいといっても使っていく中で切れ味が悪くなっていくことは想像できますね。ですから「高いのを買ったはいいが使い捨てだった」では困りますし、こういった道具はやっぱり長く使うことによって手に馴染んだり愛着が湧いたりと、身体の一部と言えば言い過ぎですが、なにか「自分の大切な道具の一つ」として育っていくような感じもあるかと思います。
ですからたとえ有償であったとしてもメンテナンスの面倒を見る、アフターサービスがきちんと出来る会社の製品が欲しいわけです。
自社製品に対する責任
電化製品にそれを求めるのはちょっと酷なのかも知れませんが「リペアパーツは5年までしか生産しません」とか「新しいものに買い替えた方が安い」とか、消費社会ですから仕方がないのかも知れませんが、せっかく買って長く使っているものの価値が「もうゴミだよそれ」となるのは寂しいもんです。
ですが、この爪切りは購入後に切れ味が悪くなったら刃研ぎや調整をしますと説明書にも記載されています。
こういったサービスが出来る＝ちゃんとしたものを作っている
この図式はある程度成り立つと思っていますので、安心して使えますね。
自分で研ぐのは無理っぽい
包丁や鉋、鑿などの刃物も基本的には自分でメンテナンスはすべきなのかも知れませんが、爪切りに関しては刃のカーブがあるので素人が研ぐと恐らくめちゃくちゃにしてしまうでしょう。
しっかりしたケース付き
こんな感じのシンプルなケースに入っています。
蓋は簡単に開いたりするようなこともありません。ですから引き出しから取り出す際に蓋が開いて落としたなんてことが起こることはありませんね。
安全性への配慮
刃物ですから、落として足の上に落ちたりすると危険だからある程度固い蓋にしているのではないかと思います。
収納する際に刃の部分をケースのウレタンに当ててしまって切れている部分がありますが、このようにぴったりと収納出来るようになっています。
とにかく切れ味は抜群
最初はこういう「ニッパー型」と呼ぶのでしょうか？この形の爪切りって慣れるまでは使いにくいんじゃないのか？なんて思っていましたが、全くそんなことはありませんでした。
現物を手にとってみないと。なかなか伝わりにくいかも知れませんが、一般的な爪切りよりこっちの方が逆に切りやすい感じがします。
刃のカーブが絶妙
トップの写真と同じ写真ですが、この刃のカーブが絶妙です。
なんでこんなに切りやすいのかなと思って考えたのですが、一般的な爪切りより、この形の方が力が入るんですよね。
指の力でなく握力を使うからか
私が使った感想では、これが1番の理由かなと思います。ただでさえすごい切れ味なのに、切る際は爪切り自体を手で握って切る訳ですから、力が入れやすい。力を入れるというほど入れなくても切れるんですけど、とにかくほんとに楽に爪が切れます。
二枚爪とはもうおさらば
これは切れ味のおかげなんだと思います。車の整備なんかをしてると、両面テープの残りを爪で擦って剥がしたり、結構無茶な爪の使い方をしたりするのですが、この爪切りを使用してからは、かなりの無茶をしても二枚爪になることがほとんどなくなりました。
切断面がガタガタだと、縦向きの力が掛かった時に二枚爪になりやすいんだと思いますが、よく切れる爪切りで爪を切るとこんなに違うのかと驚きました。
以前のやすりがけが不要になった
爪を切ったあと、やすりでバリを取らないと、腕を掻いたりした時に傷になったりしていたのですが、この爪切りを使えばそれも皆無です。
ですから爪のメンテナンスに掛ける時間が減ったのも嬉しい誤算でした。
おわりに
小道具が好きな方、どうせ持つなら良いものを、日本製を、なんて思う方には本当におすすめします。高い買い物ですが8000円ほどで一生使える手作りの道具が買えるなんて、なかなか魅力的ではありませんか？