【IKEA HACK】KALLAXを使って壁面収納付きTV台製作

作品集

昔から壁面収納に憧れというか、あったらいいだろうなぁなんて思って色々と調べていましたが、TV台付き壁面収納は安いものでもかなりの値段です。なんとか作れないかと思っても材料費がすごいことになるので、どうしたもんかと考えていたところIKEAにお買い得な棚が。

このKALLAXシリーズ、以前はEXPEDITというシリーズで売られていたオープンシェルフで、モデルチェンジして販売を継続してるという事はモノが良い棚なんだなと。これを使えば壁面収納が作れるんじゃないかと色々と調べだしました。

IKEA HACKとは

海外ではかなりポピュラーな表現ですが、IKEAの製品を購入して自分が使いやすいように改良、改造して使用することを言います。

YouTube動画やネット検索で「IKEA HACK」で検索してみるとかなりの数の結果がヒットしますので、気になる方は一度調べてみてください。

最初のプランは違うKALLAXを使うパターンだった

IKEAのKALLAXが数種類あるのはご存知のとおりですが、最初のプランは改造をせずに買ったそのままの状態の組み合わせで壁面収納っぽいTV台を作ればよいかと思っていました。

2x4と1x4の組み合わせでなんとかなりそうだった

単品で購入しても価格がそれほど高くないので、最初のプランは1x4がひとつ、2x4を2つ使ってTV台を作ればいいかなと考えていました。

こんな感じですね。2x4の片方を寝かせてその上にTVを設置すれば良いんじゃないかと考えていましたが、これだと左右のバランスがやはり悪い。

実際に設置するまでは、結局想像することしか出来ないので、頭の中でイメージするとやはり「左右対称でないのはイケてない」という結論に至りました。

そこで見つけたのがKALLAXのラインナップで最大の5x5でした

5x5はかなりお買い得

IKEAのサイトで色々と物色しながらこれを見つけてからプラン変更。

寸法は182センチの正方形。かなりデカいです。これを使えば本来考えていた「壁面収納」が実現可能ではないかと思い、改造が出来るのかどうか構造を調査するためにIKEA店舗へ。

構造は横の棚板が左右の側板まで一本、縦はそれぞれの仕切り&棚板を支える役目を果たしていることが判明しました。

これなら「TV部分を抜いて、抜けたところに補強を入れれば大丈夫」ということが分かったので、早速購入。

棚板一枚を抜いて組み立て。作戦を練る

まずは予想していた通りに改造して問題がないかどうかの確認のために棚板を一枚抜いた状態で組んでみました。

すると予想通り、一番上の支えを失った棚板がたわんでいますね。これでは恐ろしくて一番上の棚に物を乗せるどころか、左右のダボが抜けてしまって落ちてくる可能性もあります。

右端と左端の1列は残す

真ん中に強度の不安が残りますが、TVのサイズからも左右一列は残せることは分かっていたので、付属の板を使って一列は残したい。しかし棚板がない分高さが足りない訳です。

これをどうするか悩みましたが、KALLAXは縦横の寸法が全く同じ内寸で作られています。

ということは、縦の板を横向きに使えばちょうどの寸法であることは間違いない訳ですね。ですがそれだと、横の棚板の長さが縦の板の間に挟まる部分まで届かないという事になってしまいます。

ちょっと悩みましたが、ここは知り合いの大工さんに頼んで正確な寸法でメラミンを貼り付けた角材を作ってもらいました。

それを使って左右の縦列を残したら完璧にフィットしました。

ダボ同士の接合なので、横揺れ方向に力が掛かる、振動がある状態だと抜ける可能性がありますから、出来るだけ正確に、かつ少し小さめにダボ穴を開けてしっかり抜けないように加工する必要があります。

私の場合は最終形はさらに左右にKALLAXを追加して、横揺れ方向のクリアランスが2センチ以下になる予定ですからそのあたりはあまり気にしていませんでした。

こういった場合は、棚の四つ角を動かないように止めてしまうのも一案です。

TV部分の後ろに支えの骨を入れる

この構造で少々悩んだのですが、まぁH型に組んでしっかりとビスで固定すれば左右方向への抜けは心配しなくても良いと思ったので角材を作ってH型に木組み、ダボ穴を上下に正確に開けて組付けます。

このサイズの棚を何度もバラすので正直かなり面倒でした。

これで最上段の棚板の歪みが取れていますね。そこそこ安心感はありますが、TV収納部の手前側もダボ接続ですから、抜け方向(下向き)に対しては何も止まっていない状態です。これは危険ですから、上下ともにダボ穴を木工用ボンドと丸棒でしっかりと埋木をして、後にビスで止めています。

でもさすがに重いものを乗せる気にはなりませんので、軽いもの、ディスプレイ棚として使用することに決めました。

設置したらイメージ通り

ページのトップ写真と同じ写真ですが、設置してみるとバッチリでした。

ちなみにこの写真の左右は1x4のKALLAXが設置された状態です。

TVはアクオスの昔の37インチのものです。

改造後のTV収納部の寸法

この改造で取れたTV収納部の寸法は以下です。

  • 幅:1040mm
  • 高さ:687mm

今の薄型テレビはベゼル?と呼んでよいのかどうかは分かりませんが、要は縁のギリギリまで画面の製品も多いでしょうから、この寸法でも結構デカいTVが収納可能です。

音質などの問題はあるかも知れませんが、空いたスペースを利用して外部スピーカー等を接続すると、かなり楽しめそうです。

4KTVがピッタリで安い

ちょっと調べてみたら43インチのTVであればほぼ入る上に、4K対応で4万円前後で購入可能だとわかりました。

アイリスオーヤマ 43UB10P

サイズ:幅約97.4×奥行約22.7×高さ約62.8

これなら楽々入りますね。チューナーも地上デジタル×2、BC・110度CSデジタル×2を搭載している上、最大4TBまでのHDDを接続可能ですからもう文句無しですね。

LG 43UM7300EJA

サイズ:外形寸法(cm) 97.5x62.5x21.6(スタンド含む)

面白いほどに大体が似たようなサイズですね。こちらは4Kチューナー内蔵ですが、契約者以外は見れないBSとCSだけなんで、やはり地上波が4K放送を開始するまでは4KTVの導入はまだ早いかなぁと思ってしまいます。

TVの紹介をするサイトではありませんからこの辺にしておきましょう。

要はこのIKEA Hackをやれば43インチの4KTVが入りますよという話です。

番外編

地デジ4K導入はまだ早いんだったら、4KモニタでPC映像を美しく見ればいいんじゃないかって事で、ちょっとモニターを選んでみました。

モニターですから当然TVチューナー無しです。現在地デジチューナー付きのHDDレコーダーを持っていて、PCもTVに接続して使いたいなんて方はTVチューナー無しでも問題ないかと思いますし、FireTVstickやApple TVでHuluやNetflixを見るのが中心なんて方はこれで十分だと思います。

DMM.make DKS-4K43DG3

サイズ:約 975 x 621 x 217 mm

これが4万円切るなんてもうべらぼうに安いですよね。5年後はさらに安くなっているのかも知れませんが。

IO DATA EX-LD4K432

サイズ:幅 970x高さ 606x奥行 247mm

このモニタ、実は型番が2通りあります。

  • EX-LD4K432DB(Amazon)
  • EX-LD4K432XDB(楽天)

何が違うのか調べたら、Amazonの方は保証3年、楽天の方は保証5年でした。

価格差は1万円ちょい。これをどう考えるかですね。。。。

ミイラ取りがミイラじゃありませんが、ちょっと欲しくなってきました。

おわりに

実はこの作業はかなり前に終わっているのですが、この後このKALLAXにさらなるIKEA Hackを導入して、どんどん使いやすくなっていきますので、また記事にしたいと思います。

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